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英語版霹靂

トンデモ霹靂:Wulin Warriors

 『霹靂の市場展開』で簡単に紹介した『爭王記』切り貼りアメリカ版。そのハチャメチャぶりは既に述べた。ストーリーは、「山頂の剣士学校から師匠の命を受けて3人の若者戦士がより大きな力の“Seven Stars”(七つ星)と他の仲間を探し、悪の大将(元・剣士仲間)の地獄軍団を打ち負かす。」というもの。  トンデモついでにせっかくなのでもう少し触れてみたい。是非紹介したいのが…知るも恐ろしいキャラクター設定(笑)である。 それぞれのキャラクターのファンからすれば非難轟々間違いなしの設定である。読む前にひっくり返すちゃぶ台を用意することをお勧めする。
  • Lone Sword(孤剣)~不二刀: 孤児だったが剣士学校で修行し武林最高の剣士と目されるようになった寡黙な若者。Scarとは孤児時代からの親友。
  • Scar(傷跡)~小釵: 二十歳前後の若者設定でしかもスラング連発の軽口男・・・イェ~~イ と言ってポーズをとりそうなタイプ。でも最高の武術を身につけている。耐えられない設定の第一位、最優秀賞!
  • Phoenix(鳳凰)~流浪者: 元王子。父親の王位を簒奪したDragonKingに復讐して王位奪還を目指す。敵からの勧誘で誘いに乗る。
  • Crybaby(泣き虫)~非凡公子: すねお君だそうな…泣き虫で怒りんぼの若者。その叫び声は凶器に勝る…らしい。
Wulin Warriors: Characters
写真1 Wulin Warriors のキャラクター
  • Healer(治癒者)~素還真: 主役級じゃなくて脇役になりました。気まぐれな老人ヒーラー (って、こらっ!!!白蓮樓に喧嘩売ってる?)
  • Scarab(甲虫石)~天魔: 元武林戦士。将来を期待されていたが性格の問題で落第。逆恨み(?)でOracleと他の武林戦士に復讐を決意。
  • Rainbow(虹)~七海遊霞: 凶暴な女傭兵。(このキャラも確か言葉が話せなかったのでは…?)
  • Oracle(神託)~罪惡之身: 山頂の住処から殆ど動かない、武林戦士になる為の心得などを教える師匠で古の武林戦士。

Wulin WarriorsのYouTube映像

 YouTubeの映像を埋め込んでいるので、頁の表示に時間がかかる場合やうまく表示または再生されない場合には文字タイトルをクリックして直接YouTubeへどうぞ。
尚、英語解説と音楽で悲鳴を上げても当局は一切関知しないのであしからず(笑) 最初のナレーション、彼らはまだ若く・・・って、チャイチャイが何歳だと思ってるんですか!!!

葉小釵がヤンキーな会話(失礼!)をしているシーンも掲載されていたのだが、今となっては映像が探し出せなかった…ちょっと残念(怖いもの見たさ)…以前はドラマ自体が全て見られたのだが今は削除されてしまった模様(正規に視聴可能だった)。



アメリカ進出についての台湾報道

 Youtubeを眺めていたら幾つかアメリカ進出に関する映像がアップされていたので転載。まず初めは 民視のニュースのようだが、インタビューを受ける文擇さんがチャイチャイの名前が”Scar(傷)”になってる上に台湾ではしゃべれないのにアメリカ版ではしゃべれる・・・受け入れがたいと語っているのがなんとも…(苦笑)

 こちらは非凡新聞。批判的なコメントはなく淡々と(?)紹介…

 さらにTVBS新聞。アメリカ版の映像が取り入れられているので、英語を話す素還真のシーン有り。本家との対比があるので面白い。素素が”Healer(治療者)”ってねぇ…

 こちらは霹靂布袋戲進軍美國相關新聞だが、直接アメリカ版には触れていない。霹靂商売についての報道。

聖石伝説の英語トレーラー

 映画『聖石伝説』は海外でもリリースされているので、若干批評など読むことが出来る。残念ながらあまり良い評判ではないようだが興味のある方の参考までに幾つかリンク(英語)を掲載しておく。一人で台詞を担当(女性さえも)というのがかなりマイナスになっているようだ。(楼主も初めて見た時はさすがに女性の声に違和感があったが、今では彼の台詞以外の霹靂、というより素還真(笑)は許容できなくなっている…)

オマケ:聖石伝説の日本語版予告編

海外の聖石伝説レビューサイト


 こちらは映画とは関係ないが、ドイツのフランクフルトで開催されたブックフェア2004 (Der Frankfurter Buchmesse 2004)関連のサイトである。一頁書の写真が出ていたので思わず記載してしまった(笑)
  • Buchmesse Frankfurt 2004 - Faszination Comic 残念ながら書書の顔写真の下の説明文は大したことは書いおらず、台湾の布袋戲についても紹介されていない。(訳:台湾のコミックブースでは異なった文化の一端が伺える。例えば人形劇のようなもの)