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金光系列紹介

大儒俠史豔文(千禧年版)
大儒俠史豔文千禧年版
 明の中期、史艷文の父である史豐洲将軍は嘉靖皇帝の勅命で辺境征伐を行った。その際藏鏡人の父親、羅天從は史豐洲と戦って戦死し、史豐洲自身も囚われの身と成り下落不明。 当時史艷文はまだ幼く世事にかかわらず過ごしていたが、藏鏡人は亡国と亡父の怨みつらみを史艷文にぶつけてその宿敵となった。
 十数年後、史艷文は若者に成長し物語が始まる。史艷文はその義侠心により「雲州大儒俠」の称号を冠されていた。ある日、杭州の岳飛(岳武穆王)廟を参拝する為に書童の庸兒を連れて家を離れ旅立った。これが史艷文が江湖に出るきっかけとなる。
 杭州の境界を越えた所で宿泊したのは劉家の店。ここの店主、劉三と知り合って親友となる。(後に劉三の妹、劉萱姑と結婚して精忠が生まれる。)
その後、護衛官のような人材を抜擢する為の武術大会(というよりは生死をかけての腕試しに近い)に巻き込まれる史艷文。主催した安天祥をやっつけてその不興を買い、安天祥の兄である奸臣、安基謀に計られて投獄されてしまうが、皇女の謝紅豆のとりなしにより遼河の東部地区へ三年間兵役に服することになった。
 安基謀は諦めず西河に百万の伏兵を配置、史艷文抹殺を画策する。しかし派遣された暗殺者・高雲は史艷文の孝行心に感動し、宝剣・龍泉を贈った。史艷文を慕うその他の人達の助力でなんとか危機を乗り切ったのだった。
一方藏鏡人は安基謀の計画を知り、それを利用して史艷文抹殺の陰謀を企てるが…

簡単にはしょってしまえば、 史艷文を抹殺しようとする悪玉と、それを助ける善玉。忠義心で人助けに奔放する史艷文。陰謀で窮地に立たされるが小金剛や怪老子という主要キャラクター達の助けで九死に一生を得る。その一方で悪玉の策略に嵌り逆に史艷文を恨むようになる善玉。藏鏡人の謀略。史艷文の女難(?!)などなどの筋が交錯してストーリが展開する。
 後半には息子の精忠が登場するが、神童と呼ばれ武林統率組織(実は反派系)の首領になってたりもするのだが…造詣が…可愛いかもしれない…(笑) 又、このシリーズは今のシリーズと異なり、ちゃんとシリーズとして完結・大団円となっているので単独で見ることが可能である。

主な登場人物:
史豔文 小金剛 劉萱姑 真假仙 大頭成 史精忠 劉三 網中人 女暴君 荒野金刀獨眼龍 等。(ただし性格や設定が現在とは全く異なる)